この度、番組の宣伝をさせて頂きます。
2014年10月19日(日)21:00~22:15 (総合)
NHKスペシャル「カラーでよみがえる東京〜不死鳥都市の100年〜」
(http://www.nhk.or.jp/special/phoenix/)
東京の激動の歴史を物語る貴重な映像がカラーでよみがえります。
映像を通して、首都である東京の記憶を体感できる番組です。
番組のCMはコチラ
※You Tubeでのリンクが切れてしまっていたので、NHKのFBのリンクを
貼らせて頂いております。(2014年10月31日)
栄枯盛衰を繰り返し、現在の東京が形成されています。
そして都市の歴史は、紛れもなく私たち人類の歴史です。
そして都市の歴史は、紛れもなく私たち人類の歴史です。
当たり前の事ですが、考えるととても感慨深いと思います。
秋の夜長に「時空を超える旅」はいかがですか?
ぜひ御覧下さいませ。
「早稲田大学演劇映像学連携拠点共立女子大学千代田学事業」で
ほんの少しだけ(本当に微々たるものですが)学術協力させて頂きました。
協力させて頂きましたのは、1936年に東京宝塚劇場にて上演された
白井鐵造の演出作品:レビュー『ラ・ロマンス』の映像についてです(※1)。
宝塚の歴史であると同時に、帝都東京の華やかなモダン文化を彩った映像としても
お楽しみ下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
感謝をこめて。
Aki Ishizaka
※簡単な解説
①白井鐵造(1900-1983)
「レビューの王様」と称された宝塚歌劇の演出家兼振付家。
代表作に『パリゼット』(1930年)、『花詩集』(1934年)、『虞美人』(1951年)。
代表作に『パリゼット』(1930年)、『花詩集』(1934年)、『虞美人』(1951年)。
現在でも宝塚で歌い継がれている「すみれの花咲く頃」は白井がレビュー『パリゼット』を通して宝塚に紹介した楽曲。
(「すみれの花咲く頃」の原曲はウィーンの作曲家フランツ・デーレによる「ニワトコの白い花が咲く頃」。)
(「すみれの花咲く頃」の原曲はウィーンの作曲家フランツ・デーレによる「ニワトコの白い花が咲く頃」。)
②レビュー(revue)
19世紀のフランスで発祥した演芸の一つ。
歌やダンスを中心に、寸劇などの各寄席芸種目を組み合わせ、テンポ良く場面を展開させていく舞台形式の事を指す 。
基本的に一貫した筋書きはなく、場面ごとの独立性や視覚的効果を重視している事が特色として挙げられる。
だが、時代や国によって特色は異なるため、その定義は流動的且つ曖昧である。
(※ちなみに『ラ・ロマンス』は筋のあるレビューです。ほとんどミュージカルに近いものです。)
パリでは主にフォリーベルジェール(Folies Bergère )、ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)などの
ミュージックホールでの上演が人気を博し、しばらくしてロンドンで流行、そして次にニューヨークへ輸入された。
日本での最初のレビュー上演は、宝塚少女歌劇(現:宝塚歌劇)による岸田辰彌演出の『モン・パリ』(1927年)と言われている。
歌やダンスを中心に、寸劇などの各寄席芸種目を組み合わせ、テンポ良く場面を展開させていく舞台形式の事を指す 。
基本的に一貫した筋書きはなく、場面ごとの独立性や視覚的効果を重視している事が特色として挙げられる。
だが、時代や国によって特色は異なるため、その定義は流動的且つ曖昧である。
(※ちなみに『ラ・ロマンス』は筋のあるレビューです。ほとんどミュージカルに近いものです。)
パリでは主にフォリーベルジェール(Folies Bergère )、ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)などの
ミュージックホールでの上演が人気を博し、しばらくしてロンドンで流行、そして次にニューヨークへ輸入された。
日本での最初のレビュー上演は、宝塚少女歌劇(現:宝塚歌劇)による岸田辰彌演出の『モン・パリ』(1927年)と言われている。
番組、拝見しました。前振り番組の『よみがえる色彩』から楽しみにしていましたが、改めて色彩、カラーの持つ力、効果を感じました。もちろん、モノクロの良さ、魅力もありますが、宝塚の華やかな舞台は色があってこそという気がしますね。カラー化に際しての監修などされたのでしょうか? いずれにしても着々と研究に邁進されているようですね。
返信削除かせ様
削除温かいメッセージをありがとうございます。楽しく拝読しました。
協力させて頂きましたのは、①フィルムに収められていた宝塚の公演についての詳細②NHKとフランスとでカラー化なさった宝塚の映像のチェックです。微々たる協力でしたが、こんなにも素敵な番組に少しでも携わらせて頂けましたこと、本当に光栄に思っております。有り難いですね。